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トピックス 高次脳機能障害
高次脳機能障害とは
高次脳機能とは,脳による外部からの情報を受け取り,判断し,行動に移すすべての過程をいいます。この脳の働きに障害が生じ,認知障害や情動障害を含む全般的な情動・人格の障害が現れることを高次脳機能障害といいます。
交通事故においてはもっぱら頭部外傷による高次脳機能障害が問題となります。
交通事故においてはもっぱら頭部外傷による高次脳機能障害が問題となります。
高次脳機能障害の具体的症状と問題点について
高次脳機能障害の具体的な症状として,物の置き場所を忘れたり,新しい出来事を覚えていられなくなる(記憶障害),ぼんやりとしていて何かをするとミスばかりする(注意障害),いきあたりばったりの行動をとる(遂行機能障害),すぐ怒ったり笑ったり感情コントロールの低下や,無制限に食べたり,お金を使ったり欲求をコントロールをすることが難しくなったり,相手の立場を思いやることができなくなる,他者への依存傾向が強くなる,物事に固執する,意欲が低下する(社会的行動障害)等が発生することがあります。
高次脳機能障害は,例えば運動麻痺のように,外部から誰もが観察できる異常ではないため,周囲の正しい理解が得られないことが少なくありません。被害者本人も病識が欠落しています。
そのため,日常生活上や学校,職場でトラブルを起こしたり,対人関係上の大きな問題が発生したりすることがあります。
また,急性期の合併外傷のために医師に見過ごされたり,同様に家族も症状の存在に気がつかなかったり,気がついていても回復すると安易に考えていたり,あるいは,高次脳機能障害に十分な理解がない医師にかかったために,被害者本人が適切な治療やリハビリが受けられないといった医療上の問題もあります。
高次脳機能障害は,例えば運動麻痺のように,外部から誰もが観察できる異常ではないため,周囲の正しい理解が得られないことが少なくありません。被害者本人も病識が欠落しています。
そのため,日常生活上や学校,職場でトラブルを起こしたり,対人関係上の大きな問題が発生したりすることがあります。
また,急性期の合併外傷のために医師に見過ごされたり,同様に家族も症状の存在に気がつかなかったり,気がついていても回復すると安易に考えていたり,あるいは,高次脳機能障害に十分な理解がない医師にかかったために,被害者本人が適切な治療やリハビリが受けられないといった医療上の問題もあります。
高次脳機能障害と自賠責保険における後遺症等級認定
自賠責保険において,高次脳機能障害は「神経系統の機能又は精神に著しい障害」にあたるものとして,それぞれ別表第1・1級1号,2級1号,及び,別表第2・3級3号,5級2号,7級4号,9級10号に分類されます。
高次脳機能障害の診断を受ける際には,家族等の周囲の者が気づく日常生活の問題が発露していることはもちろんですが,そのほか,
が重要なポイントとなります。
また,精神的な異常状態を判断するために,神経心理学検査がよく参考にされます。もちろん家族等が作成する日常生活状況報告の内容にも判定に無視できない影響があります。
異常の存在をきちんと理解してもらうために,どのように資料を提供していくかという視点が重要な分野であるといえます。
高次脳機能障害の診断を受ける際には,家族等の周囲の者が気づく日常生活の問題が発露していることはもちろんですが,そのほか,
- 受傷直後,半昏睡以上の意識障害(JCS(「ジャパンコーマスケール」の略記です。)で3桁,ま たはGCS(「グラスゴーコーマスケール」の略記です。)で8点以下)が6時間以上続くか,または,軽症意識障害(JCSが2から1桁,GCSで13から14点)が1週間持続すること。(高齢者はもっと短くてよい。)
- CTまたMRI画像所見として,急性期における何らかの異常(脳内の点状出血,脳室内出血,くも膜下出血など)が見られたり,慢性期は事故直後の画像と比較して脳室拡大(脳萎縮)が見られること。
が重要なポイントとなります。
また,精神的な異常状態を判断するために,神経心理学検査がよく参考にされます。もちろん家族等が作成する日常生活状況報告の内容にも判定に無視できない影響があります。
異常の存在をきちんと理解してもらうために,どのように資料を提供していくかという視点が重要な分野であるといえます。


